師が走るも残りは半分あまり。

 食器を洗わなければならない。しかし酩酊の度によりそれをやる意志が生まれない。風呂には入った。洗濯は土曜のうちにし終えた。日曜の朝に目覚めて布団を干せればそれで万事は順調。そしてフォークナー『アブサロム!アブサロム!』を読もう。
 六年来、物事はうまくゆかない。否、僕がうまく生けない。けれどもそれでいい。僕が今やるべきは無償(あくまで経済的な意味で)の論文-大なり小なり-を書くこと、それに限る。その力がないとしても。
 何が大事かそれを突き詰めることなく感じることが僕に求められるものだが、いかんせんそれをやろうともしない僕に、僕は苛立たしさを覚えて、そして何もしない。ファック・オフ。