先ほど土砂降り。

ぶらんこ乗り (新潮文庫)

ぶらんこ乗り (新潮文庫)

 今週火曜に突然思い立ち、今日までちょっと旅に出ていた。旅先はいつも行くところ。水曜日だったかな、そこでちょっとした驚きがあったんだ。
 それがこの本。前に一度だけ会ったことがある女の子の本。この女の子は、泊めてもらった娘の友だちなんだ。その泊めてもらった娘がこの本を借りていて、まだ読んでいないらしいんだけど、持ち主に無断で又借りして読ませてもらった。
 実のところ、いしいしんじさんは、前々から気にしていた作家さん。本屋に入っては手にとって買うか迷っていた作家さん。昨年の何月号かは忘れたけれど、雑誌「文藝」の表紙を飾っていた作家さん。
 
 揺さぶられました。僕にまだ魂があるのなら、揺さぶられたのはたぶん魂でしょう。小説を読んでどきどきしたのはいつ以来でしょうか。他の作品を読みたくて読みたくて。でもお金がほんとにありません。愈々、働かなくちゃいけないみたいです。