立て篭もりのため食料買いだめ。

ローズ・イン・タイドランド [DVD]

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アメリカ、家族のいる風景 [DVD]

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 前者はキミョウな映画だった。テリーはよく奇才と称されているみたいだけれど、呼んで字の如く彼の作る映画は奇怪なものが多い。日本人にはわからない部分が多々あるような気がする。
 後者はいい映画だった。好きな映画がまた一つ増えた。観ながらバーボンを胃に流し込んでいた。
 誰かとともに生きようとすれば己が減っていくような気がするし、一人で生きようとすれば息苦しい。どちらもそうかわらない気もするが、今時分の僕には後者のほうがまだましであるように思える。そもそも自我なんてあるかしれない。でも悲しいかな、僕らは1985年生まれなのだ。
 人は軽々しく死にたいと言う。僕の場合、その軽さは存在の耐えられないものとなる。言うべきでない、と言いたいのではない。考えることをやめたいだけだろう、この劣等観念種族め! と言いたいだけだ。皆、考えるのに疲れてるだけだ。